A09.勉強会・各種資料

「少人数学級」について学ぶ会ご案内

日時: 6月27日(土)午後3時~4時半
講師: 泉 宜宏 先生
(日本国語教育学会常任理事、文教大学非常勤講師、前 駒本小学校校長)
場所: 駒本小学校3 階会議室にて

駒本小学校へのアクセス(駒本小学校ホームページより):
http://www1.tcn-catv.ne.jp/komamoto-ps/access.htm

日本の小・中学校の学級定数(1クラスの児童・生徒数)は40人以下とされていますが、文科省が2001年度に都道府県独自の学級定数改善を認めて以降、ほとんどの道府県で既に「少人数学級」の実施に踏み切っています。
世界的にも「少人数学級」を実施している国が大勢であり、例えば、学力が世界一と言われるフィンランドでは1学級24人が上限です。

しかしながら文京区では、40人を学級規模とする東京都の方針に基づき、「少人数学級」ではなく「少人数指導」を実施しています。
「少人数学級」と「少人数指導」では何が違うのか?
「少人数学級」にすると子どもたちがどう育つのか?
泉先生のお話を伺いながら、私たちみんなで考えてみませんか?

「少人数学級」について学ぶ会案内ポスター:

「Shouninzu.pdf」をダウンロード

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耐震改修工事の体験談について

2008年11月16日(日)に開催された定例会において、耐震改修工事を体験された本郷保育園(07年度)及び本駒込西保育園(08年度)の父母会にその体験談を語っていただきました。

また、今後耐震改修工事を予定している園の保護者・父母会の参考となるように、耐震工事決定から新園舎に通うまでの流れに沿って、区、園、父母会としてどのような動き・対応したかを本郷保育園と本駒込西保育園に纏めていただきましたので、下記にPDFファイルとしてアップいたします。
※本駒込西保育園は新園舎への引越し前

本郷保育園

「kaishuu_taiken_hongou.pdf」をダウンロード

本駒込西保育園

「kaishuu_taiken_honkomanishi.pdf」をダウンロード

以上

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文京区保育園あり方検討協議会報告書(2005年11月)

参考資料として、文京区の保育園のあり方及び諸課題に係る協議経過報告書(2005年11月)をアップしました。

「arikata_report_20051125.pdf」をダウンロード

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車座討議「どうなる?これからの認可保育園?」開催の御礼とご報告

車座討議「どうなる?これからの認可園?」の動画配信はこちら

「みんなで考えよう!保育園と子育て」第2回
車座討議「どうなる?これからの認可園?」

開催の御礼とご報告

2007年12月2日(日)、文京区民センターにて、「みんなで考えよう!保育園と子育て」第2回・車座討議「どうなる?これからの認可園?」が開催されました。開催にご協力・ご支援いただき、またご出席くださった方々に厚く御礼を申し上げます。

この会は、昨年4月に文京区で開園した株式会社が運営する新設認可保育園において発生した様々な問題を契機として、文京区認可保育園父母の会連絡会(通称「父母連」)と住民メディアJIBUNを中心とする文京区の保護者らが企画しました。国・都・区レベルの保育行政担当者、保育事業経営者、有識者、保育園の利用者である親、保育士など、異なる立場から率直な意見を出し合い、互いの批判や非難をするのではなく、子どもの育ちを第一に考える保育の実現のために、課題を明らかにし改善の方策を探るために実現されました。

当日は、用意していた120部の資料が足りなくなるほど大勢の保護者や保育士、保育事業者、議員、マスコミの方々が文京区内外から足を運んでくださいました。ゲストそれぞれの立場からご意見をいただくとともに、会場も交えて、企業立認可園における様々な問題や「保育の質」について活発な意見交換がなされました。

保育園保護者からは、「『保育の質』の維持向上のためには、まず十分な設備や職員といった『保育環境の改善』が必要であり、これは現場の保育士の仕事ではない。」という発言がありました。「現場の保育士は、日々子どもたちに正面から向き合い、精一杯がんばっているが、現場の努力だけでは限界がある。よりよい保育が可能になる環境づくりは、事業者はもちろん、私たち保護者と国・都・区それぞれのレベルの行政を含む地域の責務ではないか。」というご意見でした。これには、当日実施したアンケートでも「一番印象に残ったこと」として、多くの賛同が寄せられました。

また、東洋大学の森田明美教授からは、「保育の質を向上させるには、行政、保育の現場である保育園と保育士、保護者、地域の保育園全体が力を合わせ、また地域全体がそれを支えていく体制が必要だ。」というご意見がありました。「このような保育園を支える地域のネットワーク作りのきっかけに、この車座討議がなってほしい。」というご意見も、当日のアンケートで多く見られました。

一方で、社会福祉法人と企業では、行政から支給される施設面での補助金や税制面で差があり、企業立の保育園は社会福祉法人立の保育園に比べ、予算的によりタイトにならざるを得ないという現実も報告されました。「規制緩和」で企業やNPOに門戸を広げながらもその後の手当ては不十分。そうした政策が、子どもたちの生活にも影響していることが明らかになりました。

また、この車座討議の開催に際して、福島大学の大宮勇雄教授からは、「保育の質」の重要性について、明星大学の垣内国光教授からは、「子どもを真ん中において、子ども同士、親同士、親と保育者が心を響かせあって、子どもも大人も育ち合う保育の実現を」というメッセージをそれぞれいただきました。

「保育の質」の維持向上のためには、保育園をめぐる問題を行政や運営会社、現場の保育士だけに任せておくのではなく、保護者と保育士が共感すること、また地域の大学や他の保育施設も含めた地域全体がそれを支えることが大切であるという認識が、出席者の間で共有されました。また、そのためには、それぞれがお互いに今どういう状況にあるか、何に困っていて、何を考えているか、積極的に情報交換・意見交換していくことの必要性も確認されました。「保護者や有識者も含めた地域全体でもっと保育園に関心をもって、保育園をバックアップしていく体制を作るために、一人一人が明日からでもできることをやっていこう」と誓い合って、車座討議を閉会しました。

車座討議の内容詳細につきましては、「車座討議議事概要録」を、また、当日実施したアンケートの集計結果については、「車座討議アンケート集計結果」をそれぞれご覧ください。

父母連としても、これからも文京区全体の「保育の質」の維持向上のために活動して行きたいと思います。みなさまの温かいご協力とご支援を今後ともどうかよろしくお願い致します。

2008年1月吉日

文京区認可保育園父母の会連絡会
2007年度勉強会実行委員会一同

「みんなで考えよう!保育園と子育て」第2回
車座討議「どうなる?これからの認可園?」の動画配信はこちら

車座討議議事概要録
「the_minutes.pdf」をダウンロード

車座討議アンケート集計結果
「questionnaire_and_the_results.pdf」をダウンロード

当日配布資料
・プログラム (外)/(内)
厚生労働省保育課/提供資料
保育園を考える親の会/提供資料(つうしん)
文京父母連保護者/提供資料「職員配置の国際比較」
牧野恵美/提供資料「米軍の保育改革」

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みんなで考えよう!保育園と子育て(第2回)

車座討議
どうなる?これからの認可園?

E_3保育園、どこを選んだらいい?
転園先の希望をどこにしよう?

健やかな子ども成長を担う場である保育園を、「えいやっ」と選んでしまうその前に、保育園ってどういうところなのか、みんなで考えてみませんか?

今回は、株式会社が設立運営、都や県が認可し、区や市が相談窓口となっているふたつの私立認可園の事例をご紹介します。
そして、立ち上げ以来、様々な混乱を経験してきたこれらの事例を元に、行政、経営、利用者である親、また、保育の主役である子どもの視点からのゲストのみなさんと膝を突き合わせ、現行制度の問題を探り出し、この制度をよりよいものにしていくための具体的な改善策を探っていきます。

もちろん、参加者の方にも発言・質問の機会があります。文京区の保護者にかぎらず、どなたでもご参加いただけますので、みなさま、お誘いあわせの上ぜひお越しください!

※自転車でご来場される場合は「春日自転車駐車場」をご利用ください。(2時間まで無料、2時間を超えて10時間まで100円)区民センター対面にある交番前に入り口がございます。
http://www.city.bunkyo.lg.jp/sosiki_busyo_dokan_cycle_tyuurinjou.html

日 時 : 12月2日(日)10:00~12:00
受  付  :   9:30~受付開始
場 所    : 文京区民センター2階 2-A会議室
                 東京都文京区本郷4-15-14 TEL:03(3814)6731
参加費  :  無料
ゲ ス ト  :  キッズソフィア・白山保育園(文京区)保護者
          じゃんぐる保育園(千葉県市川市)元保育士
          杉山千佳 子育て環境研究所代表
                義本博司 厚生労働省保育課長
                山根誠治 東京都子育て支援課長
                久住智治 文京区保育課長
          保育事業に参入している事業者
                                    (株式会社こどもの森会長)他

なお、限られた時間の中で多彩なゲストの方を交えた車座討議を行いたいと思いますので、10時丁度に開始できるよう、10分前には受付を済ませてご着席くださいますようお願い致します。

  • ゲストが変更になる場合もあります
  • 参加費無料ですが、会場費等のため、お1人100円程度のカンパをいただけると助かります!
  • お子さま連れ歓迎!保育園の先生と保護者ボランティアによる保育を行います。保育を利用される方は、受付に時間がかかりますので早めにお越しください。
  • お問い合せはこちらから

↓当日配布資料はこちら

・プログラム(外)
「program_out.pdf」をダウンロード

・プログラム(内)
「program_in.pdf」をダウンロード

・厚生労働省保育課/提供資料はこちら
「mhlw_material.pdf」をダウンロード

・保育園を考える親の会/提供資料(つうしん)はこちら
「tsushin122_6-7.pdf」をダウンロード

※保育園を考える親の会ホームページはこちら
http://www.eqg.org/oyanokai/

・文京父母連保護者/提供資料「職員配置の国際比較」
「kokusaihikaku.pdf」をダウンロード

・牧野恵美/提供資料「米軍の保育改革」
「USinovaion.pdf」をダウンロード

↓チラシはこちら
「leaflet_final.pdf」をダウンロード

主 催: 文京区認可保育園父母の会連絡会
協 力: 住民メディア「JIBUN」

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子育てシンポジウム(2006/7/26)

父母連ニュース第63号(2006/9/10)から抜粋

「sokai31_p12.pdf」をダウンロード

シンポジウム概要

「sokai31_p13.pdf」をダウンロード

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第1回 みんなで考えよう!保育園と子育て「横浜市の保育園民営化に学ぼう!」(2006/7/9)

2006年7月9日、駕籠町小学校体育館にて、「横浜市の保育園民営化に学ぼう!」と題した勉強会が行われました。
 横浜市は市内の公立保育園110余園のうち4園を民間に移管すると平成15年4月に発表、保護者は再三に渡って移管計画の一時中止と継続検討を要望しましたが、 市側が誠実に対応することはなく、平成16年2月には抗告訴訟、3月には執行停止の申し立てを行ないました。しかし、これらはすべて却下され、4月に4園は民間移管されました。その後、保育中の事故が発生したことなどから、ポイントを「民間移管の手法が違法である」という部分に絞って、民営化の取消を求める訴訟を起こしました。その結果、2年後の平成18年5月に「既に2年を経過しているため民営化取消請求は棄却するが、民営化の手続きは違法であった」という判決 を勝ち取りました。 そこで、この勉強会では、原告団代表の金道敏樹さん(保護者)と原告弁護団代表の海渡雄一弁護士から、訴訟の経過について、また、訴訟で保護者が守らねば ならないことなどについてのお話を伺いました。

【原告代理人・海渡雄一弁護士の話】
04年4月の民営化実施の1年前、保護者が大勢きて相談をうけた。民営化についてよく知らなかったが、なれ親しんだ保育士とのいい関係ができているのに、民営化によりある日突然保育士が入れ替わる、そんなことが許されるのか、質が低下するのは明らか、そう考えた。裁判の前に執行停止処分を2度申し立てて2度却下されているので、今回の裁判には勝ったが、実はそれ以前に2回負けている。
勝訴のポイントの一つが、保育園を選択する権利。この園に入りたいと住まいを変えた人もいるなかで、園を選ぶ権利の侵害にあたるのではないかという点。実際、民営化直後は大混乱し、落ち着いたあとは全く別の園になっていた。最初から民営化されるとわかって入園していればともかく、そうでない場合は、いまいる在園児が卒園する以前に民営化するのは違法と主張する法律家もおり、証人に立ってもらった。裁判所もこの意見を条件付で認めた。判決は、民営化の際、「特定の保育園で保育を受ける利益を尊重する必要がある」と述べ「保護者の同意が得られない場合は、合理的理由と代替的な措置が必要」とした。
横浜市が主張した「合理的理由」は、「多種多様な保育ニーズにこたえるため」だった。延期できない理由は「子どもの成長が早いので急がないといけない」。しかし、これは民営化とは必然の関係になく、急いで民営化をすることの理由にはならない。また、保護者が何を言っても市の規定路線は変わらず、話し合いでも柔軟性がなかった。これについては保護者の意見を聞いたことにはならない、とした。
これらのことから、今回の処分は違法、とされた。だがこれを取り消して元に戻すと更なる混乱を招く恐れがあるため、取り消しはしない、という判決だった。全国から大きいな反響がきている。次の市民の動きを作る一助になると思う。

【原告団代表(保護者)の話】
民営化そのものに反対ではなく、今行われている保育園の民営化は「子どもの環境と安全が壊されること、保護者が心理的に追い込まれること」であるから、反対した。けがは民営化前の10倍に増えた。
保育園保護者は、「同じ年に同じ地域で子どもを授かった」という点だけが唯一の共通点。運動が終わったときに人間関係が壊れていたら不幸。そこを見据えて取り組まなければならない。保護者は利便性や子ども・保護者の権利、保育士は労働問題、行政は財政の問題と、民営化をとらえる視点は多種多様。
だからこそ、明確な課題の設定が必要だ。私たちはの場合、まずは「子どもと親を守るため」の取り組みと決めた。「いったん止めること」が第一の目標。それから「子どもを守る」「民営化そのものは否定しない」などの最高指針を策定した。公開を原則とし、保護者の取り組みに特化。労働問題として取り組む保育士とは、統一行動をとるのではなく、異なる視点で取り組めば問題の深化につながる。
厄介なのは保護者の「信じたい症候群」。無意識に行政のやることだからと「信じたい」心理が働き、また行政側も「ちゃんとやる」と言う。各保護者には情報量・考察量のギャップがあり、「行政がちゃんとやると言っているのだから大丈夫だろう」と信じたくなる。これはいい人がひっかかる。適切な情報の収集と伝達が大事。
 外部広報や渉外などの体制を作り、法律を読んで理論武装し、情報収集にも力を入れた。児童福祉法や子どもの権利条約、保育所保育指針ぐらいは最低限、わからなくても読んでおいたほうがいい。過去の民営化の事例研究、議員との情報交換や議会の傍聴なども必要。書面の証拠のない主張はだれも信じてくれない。録音や録画を徹底すること。
 横浜でも、大阪府大東市でも、民営化後に保育園から子どもが脱走する事件が起きている。事故も増えている。事実は時間がたっても事実なので、横浜の事故報告書や、裁判で出された証拠などのデータを集め、予見される事故などの可能性について、こういう事例がある、と行政側に資料として突きつけることが有効だと思う。

以上

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あり検区民説明会(2005/7/8-7/11)資料

議事次第「kuminshidai.pdf」をダウンロード

説明資料「kuminsetumei.pdf」をダウンロード

参考資料「kuminsankou.pdf」をダウンロード

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根津保育園選定資料(2002年)

選定資料「nezusentei.pdf」をダウンロード

選定議事録「nezusenteigijiroku.pdf」をダウンロード

プロポーザル要領「nezuproposal.pdf」をダウンロード

仕様書「nezushiyosho.pdf」をダウンロード

契約書「nezukeiyakusho.pdf」をダウンロード

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かごまち保育園選定資料(2002年)

選定資料「kagomachisentei.pdf」をダウンロード

評価「kagomachihyoka.pdf」をダウンロード

仕様書「kagomachishiyosho.pdf」をダウンロード

契約書「kagomachikeiyakusho.pdf」をダウンロード

人数推移「kagomachininzusuii.pdf」をダウンロード

案内「kagomachiannai.pdf」をダウンロード

事故報告「kagomachijikohokoku.pdf」をダウンロード

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保育園の公設民営化問題についての父母連勉強会(第2回:2003/10/31)

父母連では、公設民営化問題についての第2回勉強会、シンポジウム「文の京の保育園・子育て支援を考える」を開催しました。

文京区認可保育園父母の会連絡会主催
シンポジウム「文の京の保育園・子育て支援を考える」

日時: 2003 年 10 月 31 日 (金) 19:00 - 21:00
場所: 文京区民センター・2A会議室
参加人数:112 名
保育園保護者 56 名, 保育士 44 名, 育成 5 名, 区議会, 3名 その
ほか(区外など) 4 名

<はじめに> (村上さん)あいさつ,事務連絡,パネラー紹介。
 

パネリスト

○文京区役所福祉部保育課長・佐藤樹一郎氏

○千葉工業大学助教授 教育学専攻・杉本卓氏

(向丘保育園保護者)

○弁護士・寺町東子(久堅保育園保護者)

     ・司会進行 本橋由紀(毎日新聞記者・千石保育園保護者)

<第 1 部 シンポジウム 19:10->

1. 佐藤課長から:
まだまだ決まっていないことではあるが,現時点で話せることについて, お話していきたい。今後も皆様の意見を聞く場を持って行きたい。 企画部長,福祉部長は出席予定であったが,行革のほうの会議にでてい る点をお断り。
公設民営についての問い合わせが多かったので,基本的な考え方,民営 化に向けた基本的姿勢について話す。 すでに,「保育のあり方検討委員会」を作って,1 回目を開いているの で,これについてもできる範囲で紹介をする。
(注: 正式には「公立保育園のあり方検討会」)

(新行革について) 16 年から 20 年の 5 年,公立保育園 2 園の民間 委託するという方針を出している。企画部からの考えとして 2 園の園名 が出ている。耐震工事が終わった施設であること,園の規模などからの提 案である。
この企画からの提案を受けて,「あり方検討会」で民営化の進め方詳細 の検討を開始している。本駒込南と久堅の名前が挙がっているが、あり方 検討会の検討の結果、この2園になるかもしれないし、ならないかもしれ ない(他の園になるかもしれない)。今はここまでしか言えない。

(保育需要の変化)
育児休業制度の普及という背景もあり,ことしの 4 月,5 月は 0 歳児 には空きがあった。今年度 0 歳児の出生数が減少していることなどあり, 変化が激しい。
そして,「次世代育成支援対策推進法」の成立にともなって,行動計画 策定のために,今年,保育のニーズ調査も行う。これもふまえて,保育の あり方を検討していく。
また,教育委員会で幼保一元の検討もしている。行革案は,3 年後に見 直し(ローリング)する。
(なぜ 2 園) 施設,厳しい財政状況の中で区全体で 219 名の削減に対 して,保育士など 57 名削減,これが 2 園相当ということである。

(民営化の考え方)
経済情勢が厳しくなるとニーズは高まり,いっぽう区の財政は厳しくな る。事業の見直しが必要である。さまざまなニーズにこたえていけなくな る。新たなニーズにこたえるためにも効率的運営が必要になる。また,保 育園利用者の他に,家庭内で保育している家庭への支援も重要になってく る。家庭内での虐待とか,親の相談先がないなどの状況への対応へ,シフ トすることも大事。
保育のなかでのさまざまなニーズ,延長保育,年末保育,休日,一時預 かり,病後児などの要求にこたえるために効率的運営が必要。そこで,根 津,かごまちの 2 園で民営化を行っている。民間委託のよいところは, 低コストの運営,また,勤務体系の柔軟性があり,多様なニーズにこたえ ていけるのではないかと考えている。一方で公設公営には,これまで指摘 しているように知識や経験の蓄積があり,高い評価を受けていることは誇 りに思っている。双方を両立させていきたい。
質の維持は,大原則だが,10 時間保育 13 時間保育といったさまざま なニーズに選択できるようにしたい。将来的にはサービスを競い合うよう なところを目指せたらと。ただ,かごまちがスタートして 1 年たらずで, あってはならない事故もあり、公設民営で大丈夫です、と示せる実績等も 十分ではない。

(保育園のありかた検討会)
庁舎内の(保育課内)係長,保育園の園長・主任の検討会。まず,年末 保育アンケートの結果検討をした。延長保育の臨時枠の今後,目白台緊急 保育所の今後,そしてメインテーマの公設民営園のあり方をテーマとする。 第 1 回で各メンバーに宿題を出した。公設公営と公設民営が両立してい く上で両園の役割は,保育需要の今後の見通し,子どもにとっての保育と 親の就労にとっての保育というテーマについてである。
役割分担の考え方の例: 公設公営では,家庭内保育への相談,子ども家 庭センターとの連携にシフト。公設民営への指導。公設民営園では職員の 柔軟な勤務体系を活かす,休日保育,トワイライト保育,年末保育など時 間的なものの支援,というひとつの案も。
本橋: 区民参画とさんざん言っておきながら,こういう検討会が私たちの 知らないところで、すでに始まっていたことが残念。

2. 杉本さん:
あり方を考えるための基本の基本を考えることを 5 分で確認。保育所保 育指針。まず,保育所は「児童のための福祉施設である」(児童福祉法)の で,「乳幼児の最善の利益を考慮して」運営されなければならない。その 背景は,国連子どもの権利条約第 3 条,「児童の最善の利益が主として 考慮される」というものである。
重要なこと 2 点。保育士の資質が重要。また,ひとりひとりの子どもを きちんとうけとめて,かかわっていくことが大事。
そういう保育の質をきちんと考えたあとで,効率化とか多様なニーズな どが出てくるのではないか。

3. 寺町さん:
横浜市法人選定委員の仕事の中で,公設公営,非営利セクタとしての昔 ながらの社会福祉法人の園,営利を目的とする株式会社会福祉法人の園を 7 園ほど見に行った。その中で感じたこと。保育園に求められている機能 として,株式会社以外の園で出てきた視点を紹介。公立、社会福祉法人立 という非営利セクターの保育園に共通する保育園の機能は、本来の子ども の保育だけでなく、親への援助、親育てに広がっている。
「親育て。」例えば,子どもの育て方,遊び方,暮らし方,子供との接 し方がわからず子どもとの関係がうまく築けない親の受け止め,軌道修正 させ,支援に苦慮。まとめると、非営利セクタに共通する「保育の質」は、 1) 子どもの最善の利益を図ること。そして,2) 受容と共感を出発点に福 祉的ニーズを汲み取ってサポートしていくという福祉的な援助技術を用い ていること。
一方,株式会社の保育園では,とことん親のニーズにこたえて行く。親 が長時間保育を求めれば時間外保育、幼児教室的なメニューなど、親の財 布を開かせるためにアピールする商品としての保育である。そして,原価 である保育士の給与は安くして,人をどんどん入れ替えていく。保育士の スキルの蓄積は実現されていない。
株式会社の保育園と非営利セクタとどう違うのか。親をまず受け入れて いくという意味で,一見似ている。しかし、最終的に「子どもの最善の利 益を考えて方向転換させる,誘導する努力」に戻ってくるかが、違いであ る。文京区の保育園の今後の方向として,今の公設公営を知っている私た ちにとって株式会社への移管はありえないというのが実感。現に,かごま ち根津では障害児の受け入れをしていない。その説明として,障害児を受 け入れるだけの力が株式会社にあるかどうか不安だからと保育課長から聞 いている。障害と認定されなくても,特別な支援が必要な家庭・子どもが 増えてきている中で,障害児を受け入れられないという民間に委託してい って大丈夫なのか。障害がみつかるのは,2-3歳ぐらいになって,保育園 の先生が気づいて親と相談して,ということが多い。かごまちや根津で障 害のある子どもが見つかったときにどうやって対応していくのか非常に不 安である。
主体別の補助金制度比較などは,前回紹介したので省略。
保育士の子どもを受け入れる能力,スキルを維持しながらどうコストを 下げていくのかが求められていることと考える。

4. ディスカッション
本橋: 言い忘れましたが,寺町さん杉本さんとも父母連の立場ではなく, 考える素材として個人の立場での発言である。
幾つかの論点について,ディスカッションを進めて行きたい。さまざまな ニーズとして,延長,休日,年末を挙げていたが,一方でこれからニ ーズ調査をするというお話もあり,どういう根拠でこれらのニーズが あるとしていたのか。
課長: 文京区では年内に調査の予定がある。内閣府の調査では一時保育 (保育に欠けなくても,受け入れる)が圧倒的に多かった。極端なこと を言うと,保育に疲れたおかあさんが,リフレッシュするために預け るというようなもの。さらなる延長が,2 番目。 文京区としてのニーズは,これから調査する。
杉本: それは親のニーズであるが,子どものニーズはどう考えるのか。例 えば,散歩,親と家庭のコミュニケーションの充実といった質にかか わるニーズをどう捉えていくのか
課長: しがない公務員で,これまでハード面のニーズに先行して保育その ものの話はあまりでてこなかった。先ほどから,子どもにとっての保 育はどうあるべきか,そして就労に関わる保育という視点も「ありか た」の中で検討していきますというお話をさせていただいている。都 内某市某園長は,保育園を利用しやすくしていくと親はどんどん子育 てをしなくなると述べている。これらをふまえて,なんでもかんでも 請け負うのではなく,子どもの視点,親の視点のバランスをとるのは 当然のことである。
本橋: 内閣府の資料で,家庭内保育と保育園利用者との人数バランスがわ からないので,圧倒的にといわれてもどの程度のものかわからないの ですが。
さて,課長が,家庭内保育への子育て支援のために行政がシフトしな ければならないという話があった。確かに次世代支援育成法というも のが成立した。ただ,これを担当している厚労省の室長は,これまで のものを削って行うのではなく,これまでのものに加えて行うと言っ ているので,シフトしてしまうのではなく,両方を充実させていただ きたい。
次に,民営化のメリットはコスト的なものであるというが,コストの ところで,最初に数字がでてきたことが理解できていない。最初に 57 名・2 園という数字が出てきて,あとからあり方を考えましょう となっている。文京区の保育像があって,そのなかで 2 園をどうし ましょうという話ではない。17 名削減のときにも,企画課のほうか ら話が出てきて,保育課 (当時は児童課でしたが) は全然知らなかっ た。このことについて,保育課長は答えにくいかも知れませんが,行 政の一体性という点からも,答えてほしい。
課長: 答えにくい質問。企画の検討委員会が先行して,今回 2 園の園名 企画のほうの素案であり,私どもは参画していない。行革のことは本 来企画課長からさせて欲しかった。大変厳しいということはわかって いただけると思います。均衡財政を行ってきたが,さらに悪い状況。 来年度予算では何十億という財源不足を想定している。原因は義務的 経費で,人件費,社会保障関係費,これが占める割合がかなりとなっ ている。できるところの筆頭は人件費。人件費比率は 23 区でワース ト 4。その中で人件費を何とかしようと定数の見直し。決して保育園 だけではない。交遊館構想,給食などいろいろな部署で効率化を図ろ うとしている。答えになっていない気もしますが。
本橋: なっていないとおもいます。
寺町: 企画部長・企画課長と今週月曜の地域説明会の後で話したことを紹 介します。財政難での削減にいくら削減するのかという数値目標がな いと対案も出せないと話した。仮に公設民営の目標金額があって,そ れを達成するために 2 園,株式会社方式を念頭に置いて,というこ とかと聞くと,「そうではない,ただ 57 名削減したい」という。金 額目標があれば,社会福祉法人であれば 2 園ではなく,3 園 4 園 を委託しないとたりない,という話になる。対案を考えるにも,何が 与件なのか,条件なのかわからないと,どういうふうに対案を考えれ ばよいのか,非常に困った。人件費の比率が高くて柔軟性がないとい うことであれば,いくつかの解消方法があると思う。個人的意見だが, 加算保育士の非常勤化,公務員全体の給与体系賃金システムの問題を 改善すればよいかもしれない。保育園に限定すれば,地方独立行政法 人化して,子育て支援事業を切り出して,事業計画を園長たちに裁量 をゆだねて,柔軟性,園ごとのカラーをだして切磋琢磨,競争するこ とも可能になるかもしれない。給料も公務員ではなくなるから抑えら れるかもしれない。いろいろの可能性はある。保育の質を維持しなが ら,あるいは我慢できるぎりぎりのところまでこちらも痛みをわかち あって,といろいろ考えられると思うのだが。
保育課の検討会で検討していった対案は,企画課で受け入れられるの か。何を言ってもガス抜きで,企画のほうで決まったことです,では 区民参画の余地がない。この辺,企画に言ったところ,中身は保育課 に伝えておきますという。保育課長からは企画が決めました,保育課 の意見は反映されていませんという。誰に言ったら,対案を提案でき るのか。企画サイドと福祉サイドで調整して誰が責任をもって,意見 を聞くのか聞かないのか,詰めていただきたい。
本橋: 課長の話では,今の 2 園はあるかもしれない,なるかもしれない, ということでしたね。
次のテーマですが,公設民営は最適な方法なのか。課長の話でも公設 民営として出てくるが,誰が最適と決めたのか。
寺町: 私たちが見るところ,公設民営では公設である以上,何かしようと すると区にお伺いを立てなければならない。意思決定の遅さや柔軟性 の面では,公営の悪いところを引き継いでいる。公設公営の良いとこ ろ,保育士の雇用が安定していて,先生たちが保育のスキルを蓄積し ていって 10 年 20 年選手がたくさんいる,保育士の層が厚い,安 心して預けられる,という部分は,公設民営では失われてしまう。公 設民営はいいとこ取りではなく悪いとこ取りになってしまうのではな いかと疑問。いっそ民間に移管してしまったほうがよいのではないか。 継続雇用の補助金も付き,責任も明確になり,柔軟に対応できるので はないか。
課長: 現時点では,民間への丸投げ,社会福祉法人に土地建物を譲渡して 私立保育園にすることは考えていない。あくまでも公設で多様な,私 どもの職員でないものに,運営主体をそちらのほうにおまかせしたい ということで進めている。
(後日補足:「丸投げ」という表現は、誤解を受ける表現で、適切で はなかったと認識しております。民設民営は、設置者である社会福祉 法人等が保育運営に対する責任を負います。また、文京区には、保育 の実施者としての責任がございます。)
あと,答えたいことがある。武蔵野市の保育園民営化について。
本橋: 知らない人もいるので簡単な紹介も。
課長: 「武蔵野市の公設民営の検討会を 1 年間検討して,最終的な結論 として,3 年間で民営化は行わず,既存の公立保育園の加算されてい る保育士の嘱託化,非常勤化と,いろいろ加算されているところのコ ストを下げて,いろいろな要望にお答えしていく方式をまずやってみ ようということがひとつですね。これもひとつの考え方です。
私どもの保育園では,国基準にプラス都基準での加算,なおそれにい ろいろな内容の充実を図りたいということで,さらに区が加算してい る。国で決められた保育士が何歳児は何人にひとりという基準以上に 配置して保育をしていることをまず,理解いただきたい。武蔵野市が そういう加算されている職員を非常勤化するからその分のコストが出 るっていうのは,確かにそういう対応をすれば,コスト的にはそこで はそれで,出てくる。果たして,それがいいのかということもひとつ の課題。保育士の数がそういう形で公立のほうが厚い。(武蔵野方式 より、公設民営のほうが職員が充実しているという意味)かごまち根 津は違うの?という質問が出るが,まったく同じ基準としている。」
(父母連見解: かごまち根津は,都基準での配置で,区加算はしてい ないと前課長は述べている。)
(後日補足: 区加算については、公設公営保育園でも国基準+都加算 で区加算をしていない園もあります。個々の保育園の実情に応じて対 応しております。ご指摘のとおり、かごまち・根津保育園については、 区加算分はしておりません。)
行革の話が出てくると、 文京区だけの公務員の給与が高いという話 になってしまったようだが,23 区統一でどこでもそうなので,文京 区だけが一気に変更して勝手に交渉して,というのはなかなか難しい。 公設民営は最適なのか。「最(サイ)」はもっともであるが,正直,1 年しか経験がないので,具体的に述べることが出来るのは,考えられ る,先ほど述べたメリット。かごまちであってはならない事故があっ て大変ご心配をかけたのは,申し訳なく思っている。かごまちで運動 会も見せてもらって,元気な姿を見て,直接の声ではないが,満足い ただけているかなと思う。今後,先ほど述べたニーズ調査を行いなが ら,実際にどうなのかを検証していく。」
杉本: なぜ公設民営が最適なのか,再確認したい。なぜ。いろいろな選択 肢の中でこれを選んだのか。実際に公設民営で2 つスタートして,実 際にどういうメリットが具体的にあらわれているのか。「あってはな らない事故」と課長のいうところのデメリットは出てきているが,メ リットはどうでてきているのか。
課長: 「民営化したわけ。これまでは民営化できなかった。法改正,規制 緩和があって,民間事業者のほうでも,...(パネラーを見ながら) 法改正というのは間違いですね,通達がありまして,民間事業者も認 可の対象にするよとなったのが,現実的な要因です。それに,だから すぐ乗ったのかというお話があろうかと思いますが,区としての事情 と,効率的な運用をしたいということと,多様なニーズがございまし て,(そればっかり繰り返して恐縮ですが)規制も緩和されたし,新 たな事業者によって保育園を運営しようという意思決定があったもの と思います。メリットということで,根津は小さいお子様ばかりなの で,かごまちのほう,1 年たちまして,お子様方に直接アンケートは 取れませんが,親御さんのほうにアンケートを今やっているわけです けど,大変にご満足頂いているわけです。数字から言いますと,99% 近い親御さんが,現在のかごまち保育園での具体的なそれぞれの内容 について,保育内容とか,保育士さんの対応だとか,園のそれぞれの いろんな対応について,当然あの厳しいご意見も頂ました。それにつ いては,真摯に受け止めて今後直していかなければいけないと考えて いますが,そう意味でも一定のご評価を頂いている。(父母連注: 60 名定員の園で 99 % の回答って....)
それを言いますと,その方たちは他の保育園を知らないから当然よ, って本橋さんが言いそうなんですが。」
寺町: 親のニーズにこたえるのが株式会社の保育園なので,ニーズにこた えてやっているのに,満足度が90何パーセントいかないほうが不思 議だと思う。子どもの利益と親のニーズがバッティングする場面で親 を受け入れていけば,親は悪い気持ちはしないですよね。
杉本: ちなみに公設公営園ではどれぐらいの満足度ですか。
課長: 具体的な調査はしていませんが,園長会のほうから,当然公設公営 園でもやりましょうと,言う話がある。自己評価というんですが,各 園長が,自分の保育園をきちんとこっちの保育園を親からこんな意見 があって,ここがいい,ここが悪いという意見をもらっている,とい うことをまとめる。来年はできない。ネットなどで公開するのが民間 企業では当たり前で,親御さんにこの園がいい,と選んでもらう。選 んでもらうほど空いていないのが,恐縮なんですが。という考えもあ る。
親御さんにいい顔する民間の保育園だから当然との指摘もあるが,内 容は保育士と子どもの関係について好評なコメントもたくさんもらっ ており,ご心配頂く状況ではないと安心している。
杉本: 課長の言葉に疑いをさしはさむとか,別のデータを持っているわけ ではないが,かごまちの保護者でひとりは,不満を持っている方を知 っていて,かごまちは 60 人ぐらいしかいないので,彼女が 1% か もしれませんが,もうひとり,転園を希望している人もいる,と聞い ている,そうすると 2 人。調査で 99 % と出るのは,どういうこと なのか。その親御さんも,いろんなことを気になさっているので,園 にはいえないのではないか。調査の信頼性は?
課長: 無記名,園を通じないで,封筒で直接役所が受けた。
本橋: 人質論が根強いことを感じていらっしゃらないのは残念。公立保育 園で不満が出てくるのは何かというと,保育士さんが子どもの最善の 利益を考えて,この子にとってはこういうことが大事ということを, かつてはかなり押し付けがましく,最近は相談に乗るようなスタイル で提起してくるときに,やはり不満に思う親もいる。最近は,先生た ちももっと言ってもいいんじゃないかと思うぐらいに,言わなくなっ てきている。子どもを主体に考えたときに,親を何とかしなければ, と思って,言うべきことを言って親が反発しているということを身を もって実感しているので,親のニーズを最大限実現しようとしている 民間の保育園でそういうアンケートをとっていい結果が出るのはあた りまえかなと思う。かごまちの先生が 3 月に個人的な事情と言って 2 人やめて,この 9 月にも 2 人やめたと,子どもの保育の継続性 がどれだけないがしろにされているか。

 

<第 2 部 Q&Aコーナー>

本橋: 課長宛の質問が圧倒的です。
「財政事情が悪いからこのような話が出てきているのは理解できるが, 今の保育園のある姿の中で保護者として満足している親からは,金銭 を理由をメインとして変えていこうというのは非常に乱暴な話しと思 う。」「どうして23 区で財政難と言って,職員の諸手当,給与体系 の見直しをなぜしないのか。」「削減の根拠とする金額など」,財政 がらみの質問が多い。
課長: 財政的な面は事実です。保育園だけということではない。シビック センターも議会でも聞かれた,極力,維持管理コストを下げようと, 夏には汗をかきかき仕事をしている。給与水準。昨年度保育士さんの 平均給与は 770 万円でした。
保育士さん,栄養士さん,看護士さん全部含めての平均です。15 年度 では,710万円ぐらいか。公務員給与は,人事院勧告制度で,都内の 企業の平均から,勧告を受けて,23区の区長が検討という経緯で決ま っている。民間の給与も下がっているので,ここ数年,ボーナス毎月 の給与も下がっている。
同じ仕事をしているのに,なぜ公務員だけ。おなじ保育士さんでも, ということはある。保育園をどういうコストでやっているのかという ことをお話しさせていただきたいのですが,保育園の財源というのは, 当然,皆様方から頂いた保育料というのがございます。それと,次に, 国・都からの保育負担金がある。それでまかなえるのが通常ですね。 つまり,国が 1/2,都が 1/4,区が 1/4 というのがルールです。 実は,全然このルールが出来ていません。というのは,国が私どもに 負担してくる保育園にかかる経費というのは,保育士さんの平均年齢 が25~6歳の方の給与水準で負担してきている,ところが現実にご案 内のとおり,文京区の保育士さんの平均年齢はご存知かどうか,いく つぐらいだと思いますか,42~3歳です。当然そこでベースが違って いますので,給与は払わなくてはいけないので,払っています。とい うことで,かかっているコストと,国が考えている負担する分との差 が大きく出てきているわけですので,それだけで,歳出ベースで言う と,30 億円ぐらいずれています。要するに国が考えている保育士さ んの配置基準と保育士さんの給与ベースというものとと,実際に区が 払っている給与では 30 億という額がずれている。保育料につきまし ても,国は最高限度額 8 万円という徴収基準があるんですが,わた くしどもは最高基準で5万7500円ということで,そこでの差が約 4 億円ということです。
この差,30 億の差が単純に入ってこないので,計算しますと,保育 料とか,国から都からもらうお金を差し引いて,ひとりあたり,どの ぐらいの一般財源がかかっているかというと,160 万円かかっていま す。これが 1600 数人いるわけで,これを掛け算してもらえば総額 がよい。その中で保育園が高コストで運営されていることもご理解い ただきたい。
本橋: 子どもを育てるにはお金がかかる,ということですが,質問がたく さんあるので続けます。多様なニーズに関して,「親のニーズのトッ プは,公設民営化はやめて欲しいではないのか。」「多様なニーズを 公設公営ではなぜできないのか」
課長: 公設民営は困るという要望をニーズとはとらえていませんでした。 保育についてのやってほしいという,要望をニーズとしていました。 公設園では,コスト論,公務員は規制が多くて,深夜勤務,休日とい うと規制が多い。例えば,土曜日に運動会をすれば代休ということで 人員の手配をしなければならない。また,週 40 時間というかたちで, 保育園は土曜日も含めて週 6 日営業していますので,その部分のコ ストがかかる。そういうところを,民間の力を借りて,時間的な部分 を少しでも効率的に行いたいという考え。同じ内容を公設公営で行え ば,さらにコストが膨らむばかりである。現実的に財政が厳しくそう いう選択肢はとれない。
寺町: 公設民営はやめて欲しいというニーズではなくて,保育士さんがど んどん入れ替わっていく安上がり保育になってしまうのではないかと いう不安だと思う。経験の豊富な先生がいて,35 から 45 の先生が 中堅になって安定した保育をしてもらっている安心感,それが失われ てしまうのではないかという危機感,若いせいぜい30までの先生し かいない園で,ちゃんとやってもらえないんじゃないかということの 裏返し。公設民営化をやめて欲しいというニーズは,まさに,質につ いてのニーズと理解してもらいたい。
課長:現実的に,若い保育士が公設民営のほうで保育を実施している。「あ り方」の中でも区と公設公営,公設民営がどうかかわって,安全性を 確保していくのか,どうやっていこうかということも検討し,対策な どを提案していきたい。
本橋: 民間企業も代休をとります。民間だって,40時間労働とか,代休と かあると思いますが,民間だとできる,というのはどうしてでしょう か。
課長: 人材的に多くの人材を抱えているので,緊急対応も出来ると思う。
寺町: 民間のほうが多くの人材を抱えているんですか。
課長: いや柔軟な対応ができるのです。
本橋: 民間ではサービス残業がある。ウチの会社も。そういうことが民間 だと柔軟に出来るけど,公務員はできない。それもなんだか...。
寺町: 柔軟な対応といったときに,契約社員とか派遣を使うというのは, 民間ではあたりまえだが,それを使って,自由に人を動かせるという のであれば,まさに先に言った,人をどんどんかえていくことで安上 がりに人をうまく使って柔軟な対応するということかと。質を確保し つつ,民間ではうまくやれていると考える根拠は?
課長: 民間のほうでは,認証保育所では,これも民間ですから。 私どもでは,この 4 月は預かる子どもの数が大変に少なかった。 お子様の数が少なくても職員の配置があった。
認証保育所の例では,数に合わせた保育士の配置をし,他の保育士を 研修に廻すなどおこなっていた。これが柔軟ということかと。新たな 民営化でさまざまな,ご要望のあるようなさまざまな制限をすると, コストにどうつながるのかということも,考えていかなければならな い。例えば,一定程度の経験年数を当初の契約で担保すべきではない かというご要望も文書で頂いています。そのような制限をかけていく ことが現実にどのような状況になるかも,ま,シュミレーション(マ マ)はしてないんですが,今あるかごまち,根津の委託の方式をまっ たく今,そのままやるんだということではなくて,その辺も,この 1 年間の検討をふまえて,この「ありかた」のなかでどういう形で公設 民営園を少しでも障害なく運営できるかということも検討していきた いと思っています。それから,先ほど 99 と言ってしまったんですが, 97 にさせてください。2 人かもしれません。訂正させてください。
杉本: 民営化するというのが,多様なニーズにこたえるという話しが延長, 遅くまで,病後児に対応と,そういうのに対応,例えば,夜間まで子 どもを預かる,というのは,昼間と状況がずいぶん違うと思います。 例えば夜は子どもも疲れてくる。夜に熱を出すとか具合が悪くなると いうことも多い。疲れて怪我をしやすくなるかもしれない。保育所で 過ごす時間が長くなれば,親が見る時間がすくなくなり,精神的,い ろいろな面でさらにケアが必要になってくる。そういうところを,安 上がりな人材でみていくというのは,どうなんだろうと,素朴に疑問 をかんじるが。
課長: 以上述べたのは例示であって,検討会の中で,保育のプロの園長, 主任のプロとしての視点から指摘から,指摘があれば,その線検討し ていかなければ,と考えている。
また,病後児についてはウチの区では,まったく出来ていませんので, 早急な課題と認識している。医療機関との連携もあってむずかしい問 題もあるんですが,
杉本: そういうところの体制を整えてからはじめるならまだわかるが,親 のニーズにこたえるという名目ではじめてから,こういうところを検 討という順番にならないようお願いしたい。
課長; 夜中までというお話も全部ではないが,二重保育という問題もあり, ベビーシッターの方やファミリーサポートがお迎えに来るような方も, 数としてあり,二重保育を少しでも避けたい,という思いもある。
本橋: 「武蔵野市を見習って欲しいのはプロセスです。学者保育士保護者 も入った検討会で 1 年かけてこれからの公立保育をどうしようかと 考えた。相模原市では親は入っていません。親の参加もあったほうが, ソフト面でもハード面でもきちんとしたニーズがねられるのではない か。」
「ありかた検討会」のメンバーがどうして庁舎内の人間だけなのか, という質問です。
課長: 現行,みなさまのご意見をきかないで,これできまったから,とい う形をとるつもりはありません。新行革の素案同様,ご検討いただく ための素案を,私どもで作りたい。みなさまに提示して,ご意見を伺 っていこうというスタンスです。現実に私どもに課せられているのが, 時間がもうなくなってしまっていて,1 年 2 年先送りはできなく, たたき台を提示して,ご意見を頂きたい。
本橋: 「今後のスケジュールは,いつまでにどのように決定になっていく のか。
どこにどのように働きかけていけば,民営化を覆すことが出来るの か。」
課長: ありかた検討会については,週 1 ペースで検討していかないとい けない状況。12 月から新入園の申し込みが始まり,民営化になると いうことをはやく知らせたいので,年内を目途に,あり方の中でたた き台を作りたい。
本橋: どこにどう働きかければ,くつがえせるのか,ということは? 寺町: 意見を聞くというけれど,今やってるパブリックコメントのように 意見を集めても,論点がかみ合わない。素案の趣旨はどういうことで すか,それだったらこういう方法だってあるでしょう,というディス カッションがあってはじめて意見が反映される可能性が出てくるわけ で,保護者の意見をどこで反映していただけるのか。
課長: お示しして,意見を頂く,その中に,反対とか,ここをこう直せば とさまざまあると思うが,それをふまえて,更なる案を提示するとい う手順を考えている。
「阻止する...」に対しては,回答する立場にない。
本橋: 阻止じゃなくて,聞き置くだけなら,聞いてくれなくたって同じこ と。ディスカッションする意思があるのか。
課長: 期間とか制約がなければ,時間をかけてという話しにもなろう と...。行革本体の区民協議会で議論をしています。こちらで,行革 本体のさまざまなご意見をお聞きすると。この会で,企画に全権をゆ だねられているわけではなく,この場でディスカッションして,こう いう結論だから,と企画のほうにもっていくというスタンスではあり ません。私のほうでは,今回出ている 2 園について,保育園のあり かたをお示ししながら,民営化についてこんな方向を考えているとい うご提案をさせていただく検討を進めています。行革本体のストップ をかけるとか,全く違う方向でのやり取りのつもりではございません 杉本: 2 園かもしれない,となんどか言いながら,いっぽうで,ありかた の検討会の宿題として,2 園民営化されたら,それぞれどういう役割 とするかを宿題としている,それで,民営園のありかたをそういう形 で示すと。それは,民営化するというのを前提の考え方。どこまでが 決まって,どこまでがきまっていないのか保育課はどういうふうに考 え,何をやろうとしているのか。もうひとつは,保育課と企画課,ど こに何を言えばいいのかそれがあいまいで混乱している。
寺町: 57 人削減は,企画が出している。本駒南と久堅の 2園の名前が挙 がっている。
どこかの 2 園の保護者だけに負担をおしつけるのがいいのか,どこ か 2 園だけが痛みをしょうのではなく,各園平均 3 から 4 名の削 減というありかたもありうるのか。
2 園は民営化という企画の枠からはみださないという検討会ですか? それとも 57 人削減できれば,なんでもありよ,という検討会です か?今父母連でアンケートを,そういう選択肢も入れたアンケートを やっていますから,そういう選択肢を受け入れる素地があるのか。
課長: 「正直申しあげまして,私どものほうが下命された内容につきまし ては,今回行革案で示された,この 5 年間で 2 園の民営化を進め るということにあたって,当然将来的なビジョン展望を「あり方」の なかで示していただいて,公設民営・公設公営の役割をきちんとお示 しした上で,このような形で民営園と公設園の共存を図りながらやっ て行きたいというスタンスは先ほどらい申し上げたとおりで,私ども の下命を受けているのは例えば,例えば,まったく今言った 57 人を それぞれの園から少しずつ削減すればそのままでという現在のところ そのスタンスには立ってございません。」
寺町: 余地もないのですか。
課長: 「現時点ではそのスタンスは持っていません。」
本橋: 国では,行革でがんがんやれといいながら,厚生省は保育園は給食 施設が必要とか言って,担当部署ですごく抵抗したりしていますが, 今,「下命」といわれたのですが, 2 園のことは上が決めたので, 私たちはこれに従って行きます,こういうことでよろしいですか。
課長: 隣に弁護士さんがいて,なんか裁判みたいになってきてますが,
寺町: 私が聞いたんじゃない。
本橋: 時間もないので。
課長: 2 園の民営化というスタンスで進めているということです。
本橋: 新入園の方への説明がと言ったが,今いる人たちは知らない間に民 営化となって,これはどう説明していくんですか。
課長: きちんとご説明していかなければいけないと思いますし,きちんと 決まれば説明して理解を求めていく。それは,新入園の方も同じく, 変化があれば,説明していく。
本橋: 他自治体では,既存園にいる方が卒園してから変えていくという良 心的な自治体もありますが,文京区はどうでしょう。
課長: そのような区もあったが,また,来年度から急遽前倒しにしてもめ ている区もあります。
本橋: 別の区のことを言っています。そこでは,きちんと,卒園後の民営 化にしています。
「民営化に関して,既設の園の園長は 20 年以上の保育経験があり, 両園の主任保育士は 10 年以上の経験があるという話しをしています が,これは区の側から採用の前に出した条件ですか。」 ということと,「かごまちの事故はベネッセは前に三鷹でも同じよう なことをしていた。そういうことを把握していたのか。1 年間に同様 の事故を繰り返すベネッセは事業委託先として問題があると思われる のに,委託してしまっているのは甘くないのか。」「障害児の受け入 れをしていない根津かごまちの理由に,スキルがないとしているが, なぜスキルのない株式会社を選んでいるのか。スキルのない保育士に 子どもを預けることが出来ますか。」
課長: 経験年数に一定の条件はつけています。それ以上の経験のかたがつ いているということ。ベネッセの事故は,あってはならない事故。三 鷹の事故も承知。
注: 区がつけている条件、「園長は専任とし、他の施設と兼務しない 30歳以上の者で、保育士の資格を有し保育士実務経験が5年以上あ ること」
寺町; 前から知っていたんですか。
課長: 前からは知りません。
寺町: 今は知っている。
課長: 十分知っていて,対応策として事業本部を通じて対策,チェックシ ートを作らせ,今後 2 度とない様に,また,公立の園長と民営両園 の園長の交流を深めながら情報交換を進めている。区の関わり方,公 設公営園と公設民営園の関わり方は今後の課題でもある。
障害児保育については,いまのところは,そういう指定している。今 後,民営園で障害児保育を進めるということになれば,当然,それを 前提にした委託を勧めたい。
本橋: 「既設園が民営化されたときに,優先して他園に転園できるか」 「保育園を中心に築いてきた地域との関係は崩れてしまうのではない か。」
課長: これまでも,文書で要望を頂いているが,むずかしいと思う。逆に 公設民営園に移りたいという方がいれば,その数だけ可能だが,年長 さんまでない保育園の方を少しでも受け入れてもらっている状況では 難しい。
根津保育園では,小学校,児童館との連携,地域のお年寄りとの交流, 幼稚園でのプール遊びなど,地域の方にかわいがってもらっている。
本橋: 会場からの質問を受けたい。
会場 1: 年末までにあり方検討会を 2 園でまとめて,ということだが, 年初に父母連に提示されて,1 月 中旬には,新入園の募集締め切り になるが,フィードバックをまとめられるのか,ありかた検討会の結 果をどういうスケジュールで示そうとしているのか。
課長: 時間がないのは事実。新入園を受け入れるに当たって,どの園とは 限定されないが,検討しています,とは窓口で案内させようとしてい る。少しでも早くの説明をと考えている。
寺町: せめて傍聴を認めるとか,どのような検討が進められているのか, リアルタイムに知り,皆につたえていくというることは考えられない か。
課長: 「冒頭の会の中で,傍聴については,私どもの中で自由な意見を尽 くしお話ししたいということもあるので,要点記録については,随時 公開をしていきたいと考えてございます。もう第 1 回目の要点記録 はもう出来てございますので,その辺についての情報については,随 時お示しいただけますので,それに対して,見ていただくことは可能 かと」
会場 2: 文京区の職員の給与は,都と横並びで保育士さんも横並び,こど もにかかるコストも大体似たようなものだったら,どうして文京区だ け逼迫してるのか。
課長: どこの区も逼迫している。東京都も逼迫している。民営化を打ち出 すタイミングは区ごとに異なるなるが,どこの区も民営化についての 検討は進んでいる。
会場 2: 公務員だと,残業手当,休出,労働基準法に守られているからコ ストがかかる。 民間に頼むと労働基準法外の劣悪な労働環境をしいられるから OK な んだという,非常に倫理的に問題ある発言と思いますが,いかがお考 えか。
課長: 「そういう発言ではございません。同じ労働基準法で守られている ものでございますし,当然,コストという先ほどらい申し上げている コストという点で同じ,対応をしたとすれば,とてつもないコストが さらに膨らんでしまうという発言でございます。
さらに,私どももサービス残業もしている,ということもご理解いた だきたいと思います。」
寺町: さっきの課長のは,短期雇用で定員少ないときに,調整できるって いうことだと思います。
本橋: 私が,そういうことなんですかって聞いたんで,
会場 3: 一部の公設園を民営化するということは,地域によっては,公設 園か民営化園かという選択の幅を狭める。地域に対して押し付けにな る。両立とはいえない。公設民営園を立ち上げて,利用者が選択でき るならわかる。
民営園にとっては,懸念や不安が大きく,ニーズに応える以上に問題 が大きいと思う。
課長: 公設民営園の不安の中から,押し付けという言葉になっているが, 公設公営も公設民営も等しく選ばれるものを目指して行きたい。
本橋: 民は,株式会社だけではなく,広い意味で捉えていいのか。
課長: かごまちの提案には,株式会社だけでなく,社会福祉法人も,事業 団的なものも, NPO 的なものもあり,審査会の決定として株式会社 となった。
本橋:他の自治体が行っているように,営利法人を除くところに,限ると いうことは考えては,いますか。
課長: 現実としては,これまでやってきたかごまち根津の方式をというこ とが,現在のところの前提として考えています。
本橋: そうするとコストだけで決まっていった根津みたいな場合もあるわ けですね。
課長: ないとはいえない。
本橋: あるということですね。
課長: (頷く)
本橋:次に,企画課の方に,本来企画課長も今日が大丈夫ということで今日 にしたにもかかわらず,すっぽかされてしまった。アンケートにも, 保育課長ではなく福祉部長と企画課長に来て欲しかったというような 意見もないわけではないので,次回ぜひ,企画課長も福祉部長も出席 をお願いしたい。
課長: お役に立てなくて申し訳ありません。次回,皆様方とのお話の機会 を当然持ちたいと考えていますので,ご要望にこたえられるようにし たい。
本橋: ありかた検討会のだいたいの道筋が決まる前に,ぜひ日程調整をお 願いします。

アンケート質問「benkyokai2Q.pdf」をダウンロード

アンケート集計結果「benkyokai2A.pdf」をダウンロード

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保育園の公設民営化問題についての父母連勉強会(第1回:2003/9/12)

文京区認可保育園父母の会連絡会主催
保育園はどうなる?勉強会

日時: 2003 年 9 月 12 日 (金) 19:00 - 21:00
場所: 文京区民センター・2A会議室
参加人数:126 名
保護者 72名、保育士 30名、育成室ほか 10名、区議会議員 14名
品田(新生クラブ)、根本(新生)、田中(市民フォーラム)、
村越(市民)、鹿倉(市民)、木村(市民)、山本(新生)、
堀田(公明)、松丸(公明)、前田(無所属)、島元(共産)、
国府田(共産)、関川(共産)[受付順、敬称略]

<はじめに (寺町さん)>

今、公設公営の保育園の民営化が言われている。ただ、民営化といっても手法はいろいろとある。今日は、父母連としての方向性を考える前に、まず制度の正しい理解を深めて、そのあとで、あるべき方向性を考える材料、またひとりひとりに考えてもらう材料としてもらいたい。また、行財政改革については、今月末からパブリックコメントが募集される予定。ひとりひとりが考えた結果を、パブリックコメントに反映していってもらえればよいと思う。

<第 1 部 (本橋さん) 19:10->

その 1 (レジュメの項目番号。添付のレジュメ「benkyokaishiryo1.pdf」をダウンロード を参照)
民営化に賛成なのか反対なのかとよく聞かれるけれど、民営化の中身もいろいろあって、単純にどちらとは言い切れない。

その 2
その他の設置主体、たとえば、社会福祉法人やNPO。いずれにしても一定の基準がある。
民営化・民間が悪いということを言いたいのではない。ただ、数多く取材してきた中で、営利目的の組織である株式会社の運営がいちばん問題含みであると感じる。

その 3
児童福祉施設最低基準 (国基準) についても、待機児対策として「弾力運用」が常態化することで、実質的に質が下がっている。
図から、認可保育園に子どもを預けているということの位置づけ、一番質の高い保育サービスを受けているということを捉えてほしい。

その 5
父母連では、子どもにとっての質を中心に考えてきた。保育の機能、子どもを育てるという部分を重視しているのである。公設民営のかごまちでは、新しいサービスとして産休明けからの保育を提供している。しかし、親に対するサービスと子どもに対するサービスは、相反する面があるのではないか。例えば、親がシーツをかけるのは大変という声もある。でも、誰か先生がそれを担当するとしたら、子どもを見る人手がそちらに割かれてしまう。そういうサービスがでてきても、そのために人を確保することはできないだろう。また、父母連としてアンケートなどを通して親のニーズを聞いてみると、長時間保育とか休日も保育してほしいなどの声は少なく、急な延長、突発的な事情へのフレキシブルな対応を望む声が多い。この部分は、臨時延長枠というかたちで、対応されつつある。世間でいわれる長時間休日の保育は、もっと働かせるための産業界のニーズでもある。
例えば、認証保育所の中でも駅前の保育所は補助金の面で優遇されているけれど、子どもの遊ぶ園庭などは確保されないことが多い。駅が近くて親は楽かもしれないが、子どもの育つ環境としてどうか。

その 6
6 月にでてきた、原則民営化という話に反対して、適正配置を検討という形に修正させたのに、いつのまにか、ふたつの園名が素案として出てきてしまっている。これから、民営化のやり方についても、いろいろなやり方の中からわれわれの側から逆提案していく必要がある。
かごまちの公設民営の経緯をおさらいしておくと、あり方協議の中で 1 年かけて選定の仕方などを話し合っていきましょう、といっていたのに、かごまちの設置が急浮上してきた。もう議論ではなくて、申し入れ書を渡して、区がいくつかピックアップして入れただけになってしまった。一部の予想どおりベネッセが受託して、でも保育業界の中ではそんなに悪くもないかなと思って見守っていた。8 ヶ月で先生が 2 人も変わってしまうとか(注. かごまちの常勤保育士2人が4月に退職した理由は「個人的理由」とのことです。)、この春に明らかになった置き去りとかもろもろの事例を見てみると、今の公設民営では質が低下していると言わざるを得ない。

総論
仕事の取材の中で、株式会社経営などの保育園で見聞きした事例をいくつか紹介する。
紙芝居を見せているときに、先生が読まないで、CD の声に合わせてめくっていく例。そばにいる別の先生はただボーっと見ていた。
0 から 2 歳の園で、計算上は面積に算定可能な低い棚がかなりたくさん並べられて、窓も高いところにしかなく、園庭もない園。子供たちは何を見ながら育つのだろう。
横浜保育室のひとつ、先生はとても熱心で、毎日公営のプールに子どもたちを連れて行ったりしている。23 時までの保育を提供してる。でも、窓の外に見えるのは、隣のパチンコ屋さんで、子どもたちは季節の移り変わりなどを感じることはできるのだろうか。
こども未来財団運営の保育園。22 時まで保育。2 歳児に算数を教える。大きな子どもたちは、併設の幼稚園にお勉強に行く。幼保一元の先取りをしている。園長は勉強に関しては保育園はだめだから、幼稚園に行かないと、という考え方で固まっている。
私見だが、保育園がだめだなどとは全く思わない。子どもの自然な育ち方によりそって、「保育所保育指針」に従って子どもをみていくような保育園がよい。5 歳で作文を書けたりはしないけど。
ベネッセは、直接取材させてもらっていないが、運営上の利益に対する制約を規制緩和するよう、かなり圧力をかけていることは有名。そのしばりがなくなったときにどうなっていくのかということを考えると、父母連としての方向性は、株式会社以外の民営化方策のどれかに落ち着くのではないかと思う。

・運営主体ごとの差異について補足 (寺町)
資料(「benkyokaishiryo2.pdf」をダウンロード )参照。
社会福祉法人による公設民営・私立認可保育園でも、保育士の平均年齢は20台後半である。何十年と長く勤務して経験を重ねて、例えば民営の園の園長をするような人というのは、公設公営園の出身者が多い。
会計の面では、予算主義は無駄遣いの温床になりがち。必要に応じて使う発生主義の企業会計のほうが、無駄は抑えられよう。
独立行政法人は、細かいところの省令などがまだ決まっていないので、現状では不確定な要素が多い。
株式会社の場合は、私立認可を作る場合でも、公設民営を受託する場合でも、保育士配置加算や昇給補助の補助金が出ないため、社会福祉法人に比して、経営的にはマイナスのところから出発する。

・民営化の始まっている新宿区の事例紹介(小原さん)
今年 4 月から老朽化した既存園を廃園して、新たな公設民営園がスタートした。来年 4 月からは、75 人定員の既存園 2 園を廃園にして、廃校になった小学校跡であたらしい公設民営園を始める。平成 19 年には、さらに 3 つめの既存園の公設民営化が予定されている。

話は、平成 9 年の新宿区基本構想という行政改革の動きから始まる。基本構想を受けて平成 11 年に、区政改革プランというものが検討された。その中で保育園の定員および配置の適正化ということばが出てくる。また、子育て支援計画を区民参画して策定する中で、さまざまな保育体制の充実、休日・長時間保育の提供を行うために、既存園の統合を行い、スケールメリットを出すとともに、民間活力の導入を行う、などとうたわれていた。
平成 12 年 4 月の区報で廃園予定を告知したが、保護者へ直接の通知は遅かった。平成 12 年 10 月に廃園とその後についての保護者会が開かれて、はじめて事態を把握した親も多かった。この案は、富久保育園を廃園し、別の 0-1 歳児園とあわせて移転、社会福祉法人に委託するというものだった。その後、新宿区に女性区長が選ばれて、区長の裁断で、この 0-1 歳園の廃園は見送りとなった。
この保護者会の場で、統合・民間委託についての区の最初の説明は適正配置、建物が古い、多様なサービスを提供、といったものだった。保護者の追及によって、本音の部分として、人件費削減・公有地貸し出しによる歳入増という狙いが明らかになって、愕然とした。この時点では、父母連のような組織もなかったので、保育課とどう
折衝すればよいのかもわからなかった。その次の説明会は 13 年の 3 月に行われた。要望があれば何度でも説明会はします、といわれていたが、裏を返すと要望しなければ説明会を開いてくれないのだった。一方で、10 月の説明会の翌日には運営法人の公募要綱を配布する手際のよさ。受託法人の選定は父母が関与する前にどんどん進められていた。3 月の説明会の時点では、事業者はほとんど決まっていた。選考基準、選考内容の公開を求めたが、最終的に決定するまでは公開されなかった。13 年 6 月に事業者決定。
そして、14 年 4 月に富久町保育園は新しい園舎で定員倍増してスタートした。みんな不慣れな場所ということもあり、保育の初日は大混乱だったと聞いている。ただ、保育課では、新しい場所で子どもたちが少し落ち着かなかっただけでしょう、とまったく問題視していなかった。緊急保護者会などを開くなどいろいろな対応をして、それでも平穏な保育園生活になるまで、1 ヶ月ぐらいかかった。大きく変わった点として、これまで担任制だったのが、担任を指定しない運営になったことがあげられる。父母からは担任制要望の申し入れもしたが、園側は園の方針でやらせてほしいということだった。結局公設公営園での経験の長い 2 歳児クラスでは担任制をかちとったが、0、1 歳児クラスでは、親が担任制を知らないこともあって、園の方針どおりになった。(幼児クラスは担任制)引継ぎ期間が 3 ヶ月と短かったことも混乱の原因となっていた。
来年 4 月からの新しい公設民営園では、1 年前から準備を開始して、保護者への説明、移行の手順や保育についての議論をはじめていて、交流保育などもスケジュールしている。保護者たちと保育課との関係も改善して、状況はよくなってきた。

<第 2 部 Q/A 20:10->

アンケート質問「benkyokaiQ.pdf」をダウンロード

アンケート集計結果「benkyokaiA.pdf」をダウンロード

小休止で回収したアンケートの Q をもとにコメントをしていった。
寺町(以下 T): 「なんで改革が必要なのか」とか、「公設公営の赤字額はどれぐらいか」
赤字という意味では、保育園はみんな赤字。保護者の払う保育料と保育にかかる費用は全然つりあっていない。ただ、子どもを育てることにお金をかけるというのは、公共政策と思う。
本橋(以下 M): 「民営化は文京区としての子どもを育成する方針にかなっているのか。」
文京区としての子どもを育成する方針があるのか?区や区長に聞いてみたい。
「民営化する園の選別の基準は?」
駅が近くて黙っていても人の集まりやすい園が対象になるケースが多いようだ。そんなところを特定企業に委託して、税金を払うのが適正のかどうか。
「コストが問題なら、保育料の値上げによって今の保育を継続してほしい」
保育園に預ける親の事情はさまざまだが、払える人はもっと払ってもいいかもしれない。前回 96 年の値上げ前は 0 歳児で最高30,000円だった。これはいくらなんでも安すぎると思ったけど、父母連はいちおう値上げ反対だったかな。
T: 国基準で上限が 80,000 円まで設定できる。文京区の現状は最高額 57,500 円なので、値上げの余地はある。

質に関連して
T: 「何を質と考えるのか」、「置き去りがあった、ただちに質が低いとはいえないのではないか。」
先にも述べた保育所保育指針、そしてこれに基づいて行われる厚生省の第三者評価基準が目安となる。都の第三者評価はあまりよくない。
保育所保育指針をもとにした自己評価のためのチェックリストには例えばこんなことが書いてある。<子どもの『いや』、『だめ』を”わがまま”と決め付けずに、主張や訴えとして保母はじっくりと聞いていますか。『リンゴ』、『ブーブ』などの片言に込められ
た思いをつかみ、『おいしいリンゴね』などと言葉を補ったやり取りをしていますか、不安を感じ、甘え泣きをして抱いてもらいたがる時、保母は優しく体でしっかりと受け止めていますか。>
でも、多様な保育サービスというときに出てくる質は、別物だと思う。例えば、シーツを親に代わってかけるサービス、長時間や休日の保育。これは質なのか。それともサービスの拡充なのか。
M: 保育は人手がかかること。ひとり年収 700 万円というのを、費用対効果で考えてどうとらえるかわからないが。とにかく人手は必要。そこを削っていくと、さっきのCD の声の紙芝居みたいな話がどんどん増えていく。

民営化の視点
T: 「保育士が経験を積んで成長していく。それを担保できるシステムは何か」「株式会社に対して民間施設給与等改善費がないことをどう考えるのか」「どのようなしばりをいれていけばいいのか」
根津、かごまちに対しては議論はできなくて、父母連からは要望を言って、区がその中からいくつかをピックアップしたのみだった。保育士の経験と言う点では、区は園長については 5 年以上の保育経験者という条件を付しただけで、父母連の要望は反映されなかった。保育士の年齢も分散させてほしいと要望したが、ブランクのある人などもいてこれは効果的な制約ではなかった。これだけでは、経験の蓄積につながらなかった。人の配置に関してプロポーザル条件を明確にしていかなければならない。区は、公設公営では 1 億 5 千万かかったところを、公設民営で 1 億円でできましたと言っているが、こういう条件を付加していって、それでも 1 億円でできるのか。中身については、具体的法人を対象に吟味していかないと難しいかもしれない。例えば、プロポーザルを出させた後で、適切な受託者なしという決断ができるのか。他の自治体ではそうやって、民営化を見送る決断をしているところもあるが。

M: 「保育士の質は民間委託で変わるのか」
かごまちの問題点は、ブランクの空いた保育士だったり、保育士間の序列がないために、責任の所在が不明だったことなど。
T: 「ベネッセは何年契約ですか。」
雇用に関する法的な縛りで、有期契約は最長 1 年と定められているので、1 年契約。来年以降は法改正によって、3 年契約までが可能になるが、ベネッセが変わるかどうかは不明。
M: ベネッセ側の説明として、社員は転勤があるので、保育士さんは契約で行っている、としている。そんなの、転勤のない社員の制度を作ればいいだけだと思うけど。
T: 「株式会社の場合の保育士の採用基準は?」
おととし法改正があり、保育士は一律の基準による国家資格となった。経歴詐称などに対する罰則も整備された。それまでは、都道府県の資格であった。ただし、経験面での規制はない。
「常勤・非常勤の割合は」
常勤が 6 割までと定められている。非常勤は 4 割以下。
M: 「9月3日の部長以上の会議で福祉部長は来年度から障害児枠を撤廃、障害児の園長保育を実施すると公式公言。文京区では障害のある子どもを授かっても親の生き方がせばめられない環境が整いつつある。しかし、現在公設民営でスタートしたかごまち、根津両
園は障害児保育を実施していない。保育課はその理由として『障害児を引き受けられるような力があるかどうかわからないから』と。公設民営では障害児保育できる力がある園が減ってしまうということなのか。公設民営は障害児保育ができる力量や加配をできるの
か。」
質問の中に答えも入っていると思うが、要するに障害児保育を公設民営に任せるのは難しいと区でも考えていると思う。
T: 公設公営の存在意義はこういうところにもあると思う。障害児・児童虐待のケースや人身保護請求が絡むような場合など、いろいろと企業ベースでペイしにくい手間のかかる事例もある。民間がほんとうに全部をやってくれるのか。こういうことに対して、研究
的に事例に取り組むとか、児童相談所や保健所などの関係機関と連携して解決していくとか、公立だからこそやれることがある。公立がそういう取組みをして、私立に道をつけていく、ということは必要だ。まさに、適正配置を考えなければならない理由でもある。
M: 多摩市では全園民営化としているが、ブロックごとに基幹園という位置づけで公設公営園を残し、こういう取り組みを受け持ち、また民営園にも広げていこうというアプローチの自治体は多い。
T: 「法人選定について、親がどのようにコミットしていけるのか」
横浜や、たぶん相模原も、公開の委員会で選定基準から議論して決めていっている。移管される園の親がどういう法人を望むかということは、尊重されるべきことがらと思う。選定委員会に保護者代表を入れる、という自治体もある。
「事業体への引継ぎ期間」
3 ヶ月から長いところでは 2 年かけるところまでいろいろ。新宿の例にもあった。
M: 「現場の先生はどう考えているのか。」
昨日あたり配られたチラシを見てください。
「公務員の給料、意外に高いと感じた。」
一方で、家で子育てしている親からは、保育園の家庭にばかり税金が使われている、という批判の声もある。「次世代育成支援法」の集まりなどでは、こういう親からの風当たりはきつく、自治体などがこれをうまく利用してくると、民営化も拒みきれないとも思う。そんな親に対して、税金をはらっていないじゃない、などと反論すると決裂の方向。仲間割れするよりは、親として子どものために共通して取り組める部分を探して行きたい。
「公設公営を望むというニーズはないのか」「親のニーズと子どものニーズに相反するものはないのか。」
先の例のように考えている。自分も幼稚園の歳に英語を習わされたが、何の役にも立っていない。
「第三者評価について」
このように保育を提供する主体が多様化してきているので、これを統一的に評価するべく、厚労省が開始した。これまで、本駒込で行われた厚労省基準の第三者評価と千石で行われた都基準の第三者評価のふたつを見てきたが、都基準の第三者評価は、いろいろ問題がある。評価主体が 50 団体もあって、その間のバラつきもあるという。また、「経営感覚」を重視している。結果的に、民間でも取り入れやすいもの、目を引きやすいものが、評価される傾向があって、千石では誕生日にケーキを焼くなんてことが、高く評価されていて、違和感を覚えた。
T: 「民営化された新宿区で子どもの定着率はどうか?」
待機児がいるような状況下では、空きがすぐうまるので、この視点からは、明確化されにくいのでは。

M: せっかくお越しいただいた議員の方にというコメントが何件かあったので紹介。「まず手をつけるところが、専門職のリストラからでいいのか?」「保育園での生活をぜひ体験してほしい」

新宿区での民営化に関する質問
「同じ先生が新しい園でも働くのか」「先生は他園に移るのか」
新園には行かないので、事務職に変わったり、他園に移ったりしている。
「新宿区での選定基準は?サービス、保育内容、コスト?」
福祉法人ということもあり、保育内容を重視して選定された。

会場との質疑応答
「質の評価は難しいという説明もあったが、見る人が見れば質は評価できるのか」
M: できると思う。厚生省の第三者評価試行の評価者であった社会福祉大学の金子先生は、例えば、集団から離れていった子どもを保育士がどう扱うのかということに注目して評価していた。そのときのコメントは、「子どもの安全を重視するあまり、目が行き届きすぎている。しいて言えば、逆に子どもがひとりになれる隠れ家的な要素があるともっとよい。」というようなものであった。指針の基準にのっとった評価は、例えばこんな感じである。

「人が人の面倒を見るということに、合理化などという考え方を持ち込むのは全く理解できない。そこを受け入れたところから議論を始めて、本質を見失わないでほしい」
M: 民営化して、子どもそして親がお客様となることが心配である。シーツの例もそうだし、子どもが「お子様」として扱われることは、とても心配である。地域の中で子どもを育てていこうという考え方も、どこまで実現されるのか...。

T: 独立行政法人については、まだ法的に詳細が固まっていないので、例えば補助金(民間施設給与等改善費)の扱いなどわかっていないことも多い。ただ、この方式の大きなメリットは、移行時に今の先生に継続してみてもらえること。また、退職不補充ベースで公設公営保育園を切り売りしていくときに生じる保育士の年齢構成のひずみを回避できそうだ。また、「適正配置」について、今後10年でどのような配置にするのか、何を目指すのか、10 年のビジョンが大事である。

<閉会挨拶 (村上さん)>
次回勉強会は 10月31日を予定。保育課長と企画課長を招いている。同じ会場。
仮題: 保育園民営化のゆくえ

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